富士教育訓練センター

建設産業の優秀な“人づくり”をサポートする全国規模の「広域的職業訓練施設」です。

ご不明な点・ご相談はお気軽にお電話ください!TEL:0544-52-0968

新着ニュース

2017/12/05

頑張る「けんせつ小町」予備軍  埼玉県熊谷工業高校土木科で出前授業

 本年度も埼玉県建設業協会からの委託を受けて、同県内の工業高校への出前授業が始まりました。12月1日は熊谷工業高校の土木科2年生40人を対象に鉄筋の組立などの授業を行いました。
実技1


 授業は座学と実技。座学では、「建設業の仕組みと魅力」と題して、富士教育訓練センターの橋本学講師が講義しました。橋本講師は「土木科の生徒として最低限知っていてほしいこと」として、建設業者数や就業者数、技術者と技能者の違いなどを説明するとともに、建設業界の課題や魅力を紹介しました。


熊谷工業土木 座学
 特に建設業のダイナミックで地球規模の仕事を説明する中で、「若いときにはぜひ海外でも働いてほしい」と呼び掛けました。
 実技は、橋本講師と小川達也講師が指導を担当しました。課題は「L型擁壁工の鉄筋施工」。40人が2班に分かれて組み立てました。ハッカーも結束線も初めて持つ生徒ばかりで、初めは上手く結束できなくて戸惑っていましたが、みんな何回かやるうちに格好がついてきました。  
特に「けんせつ小町」予備軍の女子生徒は、重い鉄筋に戸惑うこともなく、最後の解体、片付けまで積極的に取り組んでいて目立ちました。「道路が好き」で土木科に進学したという女子もいました。


実技2
 授業とは別に、昨年の出前授業を受けた3年生の生徒が準備作業を手伝ってくれるなど、うれしいおまけもありました。
 今回、新たに加工材料1セットをセンターから持っていきましたので、既存のセットと合わせ2セットで昨年よりも余裕がある授業ができました。また国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されている新しいスペーサーを提供しました。
 なお、今後、来年1月から2月にかけ、熊谷工業高校建築科を含め6校でも出前授業を行うことになっています。


このページのトップへ