富士教育訓練センター

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2023/09/12

厚労省の田中審議官がセンター視察 鉄筋結束など体験も

 厚生労働省の田中佐智子高齢・障害者雇用開発審議官は9月7日、静岡県富士宮市の富士教育訓練センターを視察しました。施設を巡るだけでなく、鉄筋結束や建設機械運転も希望して体験し、「実地で手足を動かすことの重要性」を確認しました。田中審議官は、若年者の入職促進について「一つの主体が取り組みをカバーするのは難しい。関係者が連携して網を広げられたらいい」と話しました。一行は初めての実技を興味深そうに行っていました。

鉄筋結束を体験       鉄筋結束を体験する田中審議官。右は島田建設港湾対策室長

 田中審議官の他、島田博和建設・港湾対策室長、村前大輔同室長補佐の3人が来所。静岡県からも静岡労働局の成岡和子職業対策課長らが同席しました。
 視察では、教室、寮の居室、風呂などの施設を見るとともに、センター内の食堂で昼食を取りました。実習場では、コンクリート実験室、躯体実習などを見た後、「楽しくやりましょう」と呼び掛ける橋本学講師の指導で3人はハッカーを手にして、柱の鉄筋結束を体験しました。自動結束機も使った他、カットベンダーによる鉄筋の切断、曲げも行いました。

 続いてバックホウの運転。空岡陽子講師の操作方法の説明を受けて、アームの伸縮、バケットの上げ下げ、旋回、前後の走行と基本の動きを操作しました。田中審議官は「すごい、力が要らない。思ったより(操作レバーが)軽い」と驚いた様子で、運転席の居住性の良さやバックモニターにも感心していました。

鉄筋結束を体験 バックホウの運転も

 視察後、田中審議官は「若い人にもっと建設業に目を向けてもらわなくてはならない。イメージだけで敬遠されないようになればいい」と指摘。また、センターのあちこちで訓練生から大きな声であいさつを受けたことから「訓練生の皆さんは照れずにあいさつをしてくれて、朝礼の効果が出ていると思いました」と話しました。
島田室長は「経験すると興味が湧く。興味があって仕事を面白いと思えば、現場で頑張れるのではないか。何か建設業に関わる機会を持ってもらうことが大事」、村前室長補佐は「センターでの教育訓練だから失敗が許される。技能者育成のため、センターのような施設が必要」と、それぞれ感想を述べました。







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