富士教育訓練センター

建設産業の優秀な“人づくり”をサポートする全国規模の「広域的職業訓練施設」です。

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新着ニュース

2024/01/01

年頭所感 職業訓練法人 全国建設産業教育訓練協会 会長 山梨 敏幸

ニーズを踏まえた質の高い教育訓練を

関係者相互のリスペクトを育む場に

山梨敏幸会長 


 あけましておめでとうございます。
 令和6年の年頭に当たり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症について感染法上の位置付けが5類に引き下げられ、約3年にわたったコロナ禍からようやく解放されました。富士教育訓練センターでは、再び多くの訓練生を迎えられるものと喜びました。しかし、令和5年度上半期の訓練実績は前年度並みにとどまり、依然としてコロナ禍の影響が続いているように思われます。それは、コロナ禍を経て経営方針の転換が行われているということも推測されるところです。

 社会経済情勢の変化に合わせて、企業が変化していくことは当然です。コロナ禍を経験したお客様がどのような考えを持ち、どのような行動を選択していくのかを見極めることが重要です。私どもとしても、これまで以上にお客様(訓練生を送り出していいただいている事業主等)のニーズに対応し、お客様の事情に即した教育訓練を追求していかなければなりません。もちろん、お客様の技術・技能の維持・向上というニーズは変わることはありません。この部分をしっかりと担いつつ、同時に、自らを見つめ直し、当センターでしかできない教育訓練の確立を目指してまいります。

 昨年4月、国土交通省に入省された職員の皆さんをセンターにお迎えした際、私は発注者、ゼネコン、専門工事業者の三者がお互いをリスペクトし、コミュニケーションをしっかり取るということの重要性を訴えるとともに、「職人を思いやる、心のあたたかな監理者になっていただきたい」とお願いしました。センターは、ものづくりに関わる皆さんが集い、お互いのリスペクトを育み、広げていく場でもあると思っています。

 私どもの目標は、教育訓練による優れた技術者・技能者の継続的な確保・育成を通じた建設産業の発展です。社会生活の基盤づくりなど重要な役割を果たしている業界にとって、必要不可欠なセンターとならなければなりません。そのため、「ものづくりは人づくり、そして思い出づくり」をモットーに、今後とも一層の精進を重ねて、センター・オブ・センターとして相応しい質の高い教育訓練を実現してまいる所存でございますので、本年もご理解とご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
 結びに、皆様方のますますのご発展を祈念しまして、私の年頭のあいさつとさせていただきます。






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