富士教育訓練センター

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2016/01/19

木内建設のPC工場を視察 宿泊棟に採用の工法理解へ

 富士教育訓練センター建替実行委員会(委員長・浦江真人東洋大学教授)と全国建設産業教育訓練協会(才賀清二郎会長)は1月19日、富士教育訓練センター建替工事の宿泊棟に採用するPC(プレキャスト)工法の理解のため、静岡県藤枝市の木内建設藤枝工場を視察しました。視察後、浦江委員長は「工場が大きいことに驚いた。丁寧にPC板が造られていることがよく分かった」と感想を述べました。「日々、順調に製作が進んでいる」(河村毅建替工事現場作業所長)ことから、春の訪れとともに、3月中旬からのPC板建て方のスタートが待たれます。
 配筋セット当日は、浦江委員長、才賀会長の他、全国建設業協会の長谷川悦夫総務部長、市川工業高校の小島聡教諭、建設業振興基金の内田俊一理事長、同じく長谷川周夫部長、今泉登美男次長らが参加しました。木内建設からは、木内藤男社長も案内に駆け付けてくれました。
 工場では、初めに木内建設の河村建替工事現場作業所長がPC板の製作状況を紹介。それによると、壁、スラブ合わせて約1100ピースを製作する計画で、現在その3分の1の進捗状況となっています。
続いて、塚本義尚工場長が工場の概要、PC工法の変遷などを説明しました。工場は、ストックヤードを含め敷地面積3万5800平方メートルで、社員28人、協力業者80人が働いています。日産50〜60立方メートル、月産1000立方メートルで、製品は関東圏、中部圏に供給しているということです。コンクリート打設後の左官仕上げ
 工場では、製作の流れに沿って、配筋、コンクリート打設、左官仕上げ、脱型後の製品、ストックヤードを見学しました。参加者は塚本工場長や河村所長らに積極的に質問していました。脱型後のPC板の表面はとても肌理細かな仕上がりで、参加者一同感心していました。建替工事に用いるPC板は1日10ピース製作し、6月までに完了させる予定となっているそうです。コンクリート打設後の左官仕上げ
 視察後、内田理事長は「丁寧に造っていただいています。この状態を維持して精度を確保してほしい」、才賀会長は「とてもうまくできています」、長谷川総務部長は「天候に左右されない工法。公共工事にも採用してほしいものです」と、それぞれ感想を述べました。


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