富士教育訓練センター

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2018/01/29

鉄工協メンバーが熱心に実技指導 大宮工業高校で出前授業

 埼玉県建設業協会の委託を受けて、職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会・富士教育訓練センターは1月25日、埼玉県立大宮工業高校(さいたま市北区、宮原浩校長)で、建築科2年生の約70人を対象に建設業体験学習(出前授業)を行いました。今回は、協同組合東京鉄筋工業協会(鉄工協)会員企業の6人が実技指導しました。


大宮工業高校1
           大宮工業高校OBの岡さん(左)も指導


1時限目の座学は、富士教育訓練センターの橋本学講師が、「建設業の仕組みと魅力」と題して講義しました。建設業にどのような職種があるのかを紹介しながら、「資格は相続できないもの。早く取得して活用してほしい」と呼び掛けました。
 また、建設業には課題が山積しているものの、「社会保険の加入や女性の進出など、最近は課題が改善させてきている」とし、さらに達成感がある仕事であることなどプラス面も多いと訴えました。
 2、3時限目は実技で、昨年度からスタートした技能検定3級鉄筋施工の実技試験の課題に取り組みました。
 当日は、鉄工協のメンバーから、轄H藤工業の工藤茂治氏、リケン鰍フ五味成康氏、飛田鉄筋工業(株)の飛田拓也氏、同社の岡拓巳氏(大宮工業OB、入社4年目)、平子鉄筋鰍フ鈴木弘氏、小松正義氏の6人と、橋本講師、同じくセンターの大柳泰彦講師が指導しました。
 生徒たちは3班に分かれて、ベースの段階から柱、梁を組み立てていきました。初めて持つハッカーに戸惑いながらも、何度かやるうちにスムーズに鉄筋の結束ができるようになりました。3班とも時間内に課題を無事完成させましたが、一つの班は1時限目に指導をもらいながら完成させ、2時限目は生徒たちだけで、わずか20分程度で再度組み立ててしまいました。


大宮工業高校
       2時限目は生徒たちだけで完成


 鉄工協の皆さんは、「鉄筋と鉄筋の交差部の真上で結束するといい」など丁寧、熱心な指導ぶり。実技の指導というだけでなく、生徒からの質問に答え、「社会人になるという意識をもって、何をするにも真剣に取り組んでほしい」「この業界は体を使う仕事だから残業はしない。生産性は努力で上げられる」などと、社会人、業界人としての先輩としてのアドバイスもしていました。
 


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