富士教育訓練センター

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2018/02/22

先輩2人が後輩に技を伝授  春日部工業高校で出前授業

 2月19日、埼玉県立春日部工業高校(春日部市、豊田清明校長)で建設業体験講座(出前授業)を行いました。建築科2年生82人を対象に、建設業の仕組みなどをテーマとした座学と、鉄筋組立の実技を行いました。今回は、鰹ャ黒組(東京都江東区、千代田則雄社長)の若手社員で、同校OBの増田敬太さんと中村健さんの2人が実技を指導しました。


春日部工業
 当日は、欠席もあったため、計79人が参加しました。授業は、クラス別に午前と午後の2回に分けて行いました。
 座学は、富士教育訓練センターの橋本学講師が務め、「建設業の仕組みと魅力」をテーマに講義しました。橋本講師は、「皆さんの先輩でスーパーゼネコンに就職した子もいます」と紹介するとともに、「ぜひ、世界を舞台に出ていくような大きな志を持ってほしい」と呼び掛けました。


春日部工業2
 実技では、太い鉄筋と細い鉄筋各5本を結束してベースを組み立てるという課題に、2人1組になって取り組みました。ハッカーの使い方がなかなか思ったようにいかない生徒もいましたが、増田さん、中村さんらの熱心な指導の甲斐あって、全員が時間内に完成させました。
 鉄筋の結束だけでなく、鉄筋の切断、曲げも体験しました。男子も女子もカットベンダーのアームに取り付いて全体重をかけていました。自分が切った鉄筋や曲げた鉄筋は記念品として持ち帰りました。
 授業の終わりに橋本講師が「みんな、面白かったかな?」と聞くと、生徒たちは元気に手を挙げて応えました。
 後輩の指導に当たった増田さんは「みんな教え合いながら楽しく取り組んでいました。会社にはOBが4人いて、後輩が今年も1人入ってきます」、中村さんは「教える側として素直に楽しかった。みんな興味を持ってやってくれてうれしかった」と話しました。
 建設業体験講座は、埼玉県建設業協会から受託して実施しているものです。


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