富士教育訓練センターは10月4日、厚生労働省の定塚由美子人材開発統括官、河野恭子参事官、福岡洋志企業内人材開発支援室長、前田奈歩子政策企画室長、(一財)建設産業振興基金の奥地正俊理事、三上明道審議役ほかの総勢10名の視察を受けました。
橋本講師(左)の説明を聞く定塚人材開発統括官(右から4人目)
定塚人材開発統括官らは、菅井文明専務理事がセンターの取り組みや実績について説明を受けた後、教室棟、共用棟、宿泊棟、実習場を回りました。また当日に実習のあった躯体、左官等の訓練や教室での授業風景を熱心に視察しました。
渡辺講師(左から2人目)が左官の実習を説明
厚生労働省では、建設業の人材育成のためにセンターの建て替えで6億円の助成金を投入していることなどもあり、センターが行う認定訓練に期待、その役割を充分果しているかを確認するととともに、建設業に入職していない人材の養成機関として機能しているかも関心がありました。
質疑では、センターの運営の現状、最近の建設業界の人材育成ニーズ、これから建設業に入ろうとする人たちに対する訓練、専門工事業団体の利用促進について意見交換しました。
センターとしては、専門工事業に入職する人を増やすことが難しい中で、厚生労働省の人材開発支援助成金を活用した認定訓練を中心に、幅広く建設事業者の皆さんに教育訓練を利用いただけるよう、引き続き実践的な教育訓練に取り組んでいく考えを示しました。