オーダーメイドコース

1. オーダーメイドコースについて

富士教育訓練センターでは、あらかじめカリキュラム内容・実施日程が決まっている訓練(一般募集コース)とは異なり、各事業主・各団体のニーズに沿って内容を決めるオーダーメイドの訓練を行うことが可能です。

オーダーメイドコースは、自社のニーズに合わせた訓練を一から作成することができます。技術者・技能者から発注者まで、建設業に関わる方々の多様なニーズに対応し、訓練を計画・実施することができます。

大きな特徴としては、下記の項目が挙げられます。

POINT1:柔軟性(企業のニーズに特化)・幅広い講義内容

実施内容や実施期間(時期)について、事業主の要望に合わせて訓練を組むことが可能です。鉄筋・型枠・足場・コンクリートなどの躯体実習や、測量の要望が比較的多くなっていますが、他にも内装や設備、鉄骨、重機、左官、積算、施工図、図面の見方など幅広く実施することができます。

また、カリキュラムの中に社内講習・面談といった時限を設けることができ、自由度が高くなっています。

※教室・実習場・講師スケジュールなど調整を必要とする場合があります。

POINT2:専門性

現場経験の豊富な講師(技術者・技能者)が共におりますので、専門性の高い訓練を実施することができます。特に、新入社員の教育の比率が高いので、入社3年次までの訓練の実績が豊富です。

綿密な打ち合わせを通じて、社内基準に合わせたより実践的な訓練を組み立てられます。
※特に独自性の高い技術や工法等については講師をご紹介いただくこともございます。

POINT3:テキスト

オーダーメイドコースの場合、事業主の求めに準じたテキストを講師が作成しております。同じ訓練の内容であったとしても、発注者、受注者では見るべき視点が当然異なり、随所に工夫をしております。強調したい内容などをリクエストいただくことも可能です。

POINT4:社会人としての意識の向上(あいさつ・時間厳守など)

訓練休日を除く毎朝8時から、工事現場と同じスタイルで朝礼を行っています。ラジオ体操、指差呼称などを行い、朝から身体を目覚めさせます。共同生活の規律を守り、安全意識を高めた状態で訓練に臨んでいただきます。

また、ガイダンス時に全てのコースに対して、「入校のルール」の説明をしています。訓練センターでは、同時期に多くの企業が様々なコースを受講することで、適切な緊張感の中で訓練を行えます。また、ルールを遵守することで帰属意識と社会人意識の向上も期待できます。

POINT5:技術者の技能体験・危険体感教育

実際に足場や鉄筋を組んでいく技能の体験を、技術者の方も体験することができます。それにより工事の管理をしていく上でポイントはどこなのか、工程に無理はないのかなど数多くの学びや気付きがあり、訓練修了後実務に生かすことができます。

また、バックホウの死角体験やフルハーネスの吊り下がり、高所歩行など危険体感教育も実施しており、安全に対する意識を高められます。

POINT6:技能講習・特別教育

訓練センターは23種の技能講習の登録教習機関になっております。また、特別教育・安全衛生教育等も実施しています。オーダーメイドコースの中に技能講習などを組み込むことができるため、訓練センター内ですべてのご要望にお応えできます。

2. 訓練コース立案から実施までの流れ

(1)お問い合わせ

お申し込みフォーム よりお問い合わせください
内容を確認した上で、訓練センター担当者よりご連絡をさせていただきます。

(2)相談

事業主様とどのような訓練を行いたいのかより詳細なヒアリングをさせていただきます。事前に訓練センターに視察いただくことも可能です。(webミーティングも可)

(3)プランニング

講師や各担当との間で調整を行い、カリキュラムをご提案いたします。その後、事業主様からのフィードバックを受け、再度調整させていただきます。カリキュラムが確定後、見積書を作成いたします。

(4)実施

安全最優先で経験豊かな講師が講義を行います。9割以上の事業主様が引率者としてお越しになっており、訓練効果の検証やトラブル時の対応について、訓練センターの職員と共にご対応いただいております。

(5)フィードバックとフォロー

修了時、訓練生がレポートを作成いたします。(レポート原本は、事業主様宛に郵送にてお送りします)レポートは職員・講師が目を通しており、次年度に向けて訓練内容のブラッシュアップの資料として活用させていただきます。また、可能な限りではありますが、各社に訪問させていただき、打合せを重ねてより良い訓練となるよう努めています。

3.活用例

オーダーメイドコースのカリキュラムのサンプルです。

4.お申し込みフォーム

5.オーダーメイドコースQ&A

送り出す社員の年次は統一した方がよろしいのでしょうか。

統一されていることが多いです。
業種や年次が異なる場合も受け付けることができます。その際には訓練生の中に指導役を付けるなど、役割を決め、リーダーシップの醸成など別の目的を与えることもできます。

春先(4~6月)を希望しておりましたが、難しいと返答がありました。

訓練センターを利用する事業主様は新入社員を送り出すことが多いため、どうしても春先の希望が多く、利用実績の長い事業主様に優先的に案内しております。ご希望に添えず申し訳ございません。ピーク時(春先(4~6月))を外していただけますと、ご希望の日程に合わせやすいかと存じます。

なお、冬季に実施される事業主様からは「現場を全く知らずに送り出すよりも、現場経験をわずかながらも踏んだ上で送り出すと、講師の先生の話す内容が理解しやすく、効果が高い」といった声もいただいています。

最小実施人数は何名からですか?

原則6名以上にて実施いたします。ただし訓練負担金(経費)を人数にて割る計算方法となっていますので人数が少ないと割高です。

外国人でも受講できますか?

・受講可能です。 
・事業主様にて通訳を手配するケースもあります。
・技能講習などの試験は日本語で出題されますので、試験問題を読める必要があります。また、外国語向け技能講習もありますが、対応可能な言語に限りがありますので事前にご相談ください。