富士教育訓練センター

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2022/11/11

L型擁壁の鉄筋組立に挑戦 熊谷工業高校建設業体験講座

 富士教育訓練センターは11月10日、埼玉県熊谷市の県立熊谷工業高校(持田雄一校長)で建設業体験講座(出前授業)を行いました。土木科2年生38人がL型擁壁の鉄筋組立を体験しました。この講座は、埼玉県建設業協会(伊田登喜三郎会長)の委託事業で、10月から来年2月まで埼玉県内の工業高校などで順次実施しています。今回が2校目。

実習で初めてのハッカーに苦戦 実習で初めてのハッカーに苦戦

 1時限目は、富士教育訓練センターの橋本学講師が「建設業の仕組みと魅力」をテーマに講義しました。いわゆる3Kのイメージがある建設業だが、給料も上がりつつあるなど改善傾向が進んでいることを紹介。また、建設業の役割として災害復旧を挙げ、「(自衛隊などが前面に出がちだが)実際に第一線で活躍しているのは地域の建設業者だ」と訴えました。

建設業の魅力を講義する橋本講師 建設業の魅力を講義する橋本講師

 続いて教室を出て、屋外でのL型擁壁の鉄筋組立の実習に移りました。2班に分かれて橋本講師と同じく富士教育訓練センターの片岡道春講師の2人の指導を受けました。擁壁は幅約4b、高さ1・5b、奥行き1bで、事前にある程度組み立てられたものに、生徒たちが鉄筋を組んでいきました。
 ほとんどが初めてハッカーを握るため、当初は結束線からハッカーの先が外れてしまうなど苦戦する生徒が目立ちましたが、実習中は皆楽しそうに取り組んでいました。友だち同士で教え合ったり、何度も試したりし、時間が経つにつれてハッカーが回り出して2班とも無事完成させることができました。
 橋本講師は、「技術者になってもハッカーを使う場面が必ず出てくる。職人の仕事を覚えて技術者になるといいと思う」と話しました。





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