職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会・富士教育訓練センターは1月9日、静岡県富士宮市の同訓練センターで講師会議を開きました。参加した約50人の講師に対して、加賀美武専務理事、米良力校長が共に訓練センターが時代の変化に対応する組織となるよう協力を呼び掛けました。
約50人の講師が参加
開会に当たって、加賀美専務理事があいさつ、ことしの巳(蛇)年にちなんで「『変化と再生』の年にすべく着実に確実に歩んでいく」と述べた上で、それは「講師の皆様の協力があってこそのこと」と強調しました。
「変化と再生の年に」と呼び掛ける加賀美専務理事
続いて、今回初めて会議に参加した講師15人を紹介しました。
会議では、米良校長が令和7年度の訓練センターの運営に向けて「時代変化に対応する教育訓練へ〜センターDX初年度に〜」のタイトルで、「持続可能な団体となり生き残っていく」ためには変化に対応することが重要だと指摘しました。特にDXについて、「デジタル技術が先行ではなく「人間の思考と共に、変化に対応できる組織が肝要。企業文化や風土も変化に合わせて変わっていくこと」だと説明し、「変化を恐れない柔軟な考え方こそ今求められている」と訴えました。
教務部からは、@送り出し事業主から評価が高い訓練センターでのあいさつの一層の徹底、A特に実技・実習時の訓練生の安全管理の徹底、猛暑対策、作業区画の確保の徹底、B訓練の開始・終了など時間の厳守―など、教育訓練に当たっての留意事項を説明しました。また、訓練センター内でのこれまでの事故・インシデントの事例と対応を報告するとともに、ハラスメントの発生を防ぐよう注意喚起しました。