富士教育訓練センター

建設産業の優秀な“人づくり”をサポートする全国規模の「広域的職業訓練施設」です。

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2016/09/14

「働くこと」の意義は? 埼玉県立川越工業高校で出前授業

 職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会、富士教育訓練センターは、本年度も埼玉県建設業協会(星野博之会長)から同県内工業高校への建設業体験講座(出前授業)を受託しました。初弾として9月13日、県立川越工業高校(川越市、清水雅己校長)の建築科1、2年生計83人を対象に、建設業の仕事を分かりやすく紹介するととともに、「働くこと」の意義などを説明しました。
 当日は、富士教育訓練センターの橋本学講師が2時限目、3時限目の2時限を使って、「働くということ」「建設業の仕組みと魅力」をテーマに話しました。
講義する橋本講師 


 橋本講師はまず、「働くということ」を憲法の勤労義務から説き起こし、@生活やお金のためA社会との関わりを持つためB自己実現のためC社会貢献のため―という四つの側面を説明しました。
 社会人と高校生の違いについても分かりやすく説きました。自分たちが生活をする上で、多くの目に見えない人たち、「無名の人」に支えられているのだと訴え、「社会人になったら、自分の専門の職業の中で『無名の人』になること。そうすると、いろいろなことに感謝することができる」と語り掛けました。
 さらに、「社会の中で立場や評価が決まる年齢が40歳である」として、40歳の自分を思い描き、将来の目標を定めて、そこから戻って目標達成に向けて「今やるべきことを考えよう」と呼び掛けました。
 3時限目は「建設業の仕組みと魅力」をテーマに就業者数、建設業者数、社会的役割、特徴などを解説。同時に、業界が直面する課題と、その解決への関係者の取り組みを紹介し、「建設産業へぜひきてください」とまとめました。
 生徒には、建設業振興基金 発行の『建設業界ガイドブック2016』、日本建設業連合会発行の『2016建設業ハンドブック』、広報紙『朝霧高原の風』掲載の「建替工事を支えるみなさん」の連載記事コピーを贈りました。


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