富士教育訓練センター

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2016/12/07

積極的な施設のPRを 第7回建替実行委員会開催

 富士教育訓練センター建替実行委員会(委員長、浦江真人東洋大学教授、事務局・建設業振興基金、全国建設産業教育訓練協会)の第7回会合が11月30日、東京都港区の建設業振興基金会議室で開かれました。事務局が共用棟・宿泊棟の工事の進捗状況と今後施工する本館・教室棟の建替工事の計画を説明しました。この後、委員から新施設の対外的なPRの必要性などを求めた意見が出されました。
 委員会では、事務局が現在進められている共用棟・宿泊棟の工事の進捗状況(11月29日現在)を写真を用いて報告。合わせて来年1月12日の竣工式の予定も紹介しました。
また、本館・・教室棟の建替工事の計画については、これまでの検討経緯、事業費の見込み、工事のスケジュールを説明しました。それによると、事業費は13・4億円で、平成29年4月に着工、30年3月末に供用開始します。外構、既存建物の解体工事を含めた工事の完了は、同年9月の予定です。
 この後は、委員からは施設のPRや施設の運用などでさまざまな意見や要望が出されました。これに対して、事務局が一つ一つ答え、委員の疑問を解消するとともに、要望事項への対応を約束しました。
 委員会で出された意見・質問とそれに対する回答は以下の通りです。
宿泊棟の除湿は?
Q1 新しい宿泊棟の湿気はどうか。
A1 かなりカラッとしている。ここ最近でも暖房をしていなくても温かい。冬期は暖房すれば快適だろう。
Q1−2 現在の施設とかなり違うか。
A1−2 違う。


ガラス多用で大丈夫?
Q3 宿泊棟は素晴らしく、わくわくする。技能労働者の育成が一層進むよう期待している。ただ、窓ガラスが多いが、冷暖房のコストは高くなるのではないか。
A3 実施設計段階でも検討した。冷暖房効果はいい。冷気暖気は逃げることはない。明かりを採るためには一番いい。開放感も持つことができる。西日が当たるが、外が透けるようなブラインドを設けることを考えている。ガラスはペアガラスである。


講師用の収蔵スペースは?
Q4 講師が使用する書籍収蔵は十分か。
A4 講師室の壁全面にロッカーを設置して、講師が物を入れられるようにする。また、更衣室のロッカースペースでも教材などを保管できる。


Q5 リフレッシュルームは喫煙室か。
A5 基本的に喫煙室になる。喫煙所は1階の外に1カ所。2階のリフレッシュルームが充てられる。秋は基幹技能者の研修があるため、年配の方だと喫煙率が上がるため、それに対応するようにしている。


受け入れ体勢は万全?
Q6 年明けから使用開始で、4月には人がたくさん来るだろう。当初混乱するのではないか。そのあたりのシミュレーションはできているのか。
A6 運用のための打ち合わせをしている。ただ、まず使ってみて、どんな意見が出るのか。良いところ、悪いところが分かってくるだろう。3月までに運用方法を決めて、4月からに備える予定だ。


Q7 センターの職員は増えるのか。
A7 少しずつ増やす方針だ。平成29年度に新卒を1人採用することにしている。


建替工事を教材にできたか?
Q8 建て替え工事自体を教材とするという話があったが、これまでの実績は。ビデオで教材を作るという話もあったが。
A8 ビデオ撮影をしている。職種に応じた撮影をし、これから編集をする。現場見学は必要に応じて実施している。共用棟の1階の天井の一部を「見える天井」として電気、配管などの納まりが分かるようにしている。建物は高さ制限があって天井が若干低く、手が届いてしまいかねない。このため、見える天井はここだけとした。今後、研修の一環として整備を想定しているのは、中庭、外壁の腰部のタイル貼り、内装クロス張りなどがある。コースに応じて対応したい。
Q8―2 今後施工する教室棟では、そういう研修で施工する箇所を多くしてほしい。また見える仕組みも検討してほしい。
A8―2 今後検討していく。駐車場の舗装も研修で実施する予定だ。


施設自体のPRは?
Q9 外壁に取り付けられるサインで「富士教育訓練センター」だけでは何の施設か分からない。「建設業のための」といったことも付けるべきではないか。会員団体名を掲げてはどうか。道の駅を訪れる一般の方々に宣伝効果があるだろう。
A9 現在も正門に看板を設置している。今後はもっとはっきりできるように考えたい。


竣工のPRは?
Q10 竣工について対外的なPRはどうしているのか。どんどんメディアに出していけばいい。
A10 竣工を取り上げた広報紙の新年月号を竣工式前に届くよう準備している。また竣工式に合わせて建設専門新聞で特集を発行する。さらに5月に協会の20周年式典を行う。これに合わせて発行する記念誌でも取り上げる。地元の富士宮市や富士市にもPRできればと考えている。地域の人たちにもPRしたい。


Q11 資料館を設置するようだが、新施設の建設に関わる図面や記録、写真なども保管するようにしてほしい。現在の資料館は壊すのか。
A11 壊す。こちらに建大当時の資料も入れる。
Q12 既存の建物で研修生が施工したところがある。それを残すことはできないか。無くなってしまうのはさびしい。20周年記念誌の中で残したらどうか。寮の1部屋残すのも良いかもしれない。
A12 写真やビデオで残したい。


本館・教室棟の着工はいつ?
Q13 本館・教室棟は現在、基本設計段階か。
A13 実施設計段階である。
Q13−2 着工はいつか。
A13−2 来年4月である。
Q13−3 確認申請は。
A13−3 4月の着工に間に合うように対応する。


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