8月6日(日)から11日(金)の5泊6日の日程で、NPO法人J-ENEP(理事長、柳生和男文教大学教授)は夏の富士山自然体験合宿を富士教育訓練センターで行いました。この合宿は,本年度で14回目。51人の子どもたちが参加し、富士登山などを体験しました。
この合宿は、不登校、発達障害、肢体不自由といった困難を抱えた子どもたちを含め、全ての子どもたちに家庭や,学級の中では体験することができない体験づくりを念頭に、自然の中でさまざまな体験をさせるもの。文教大学茅ケ崎校と千葉校の教職課程の大学生たちが中心になってサポートしています。
7日には、富士教育訓練センター教室棟建設現場の仮囲いの壁画づくりを行いました。9日、10日の富士山の登頂体験では、子どもたち51人と、サポーター約100人が参加し、全員が無事登頂しました。下山後は、センターでキャンプファイヤーを実施し、花火やダンスを楽しみました。
この合宿は、子どもたちのその後の生活に大きな変化をもたらしているそうです。集団生活の中で温かい人間関係に触れ、かけがえのない貴重で鮮烈な思い出を心と体に刻みます。中には、この体験で自信を得て夏休み明けには、登校を再開する子どもたちがたくさんいると聞いています。
なお、今回の壁画づくりでは、以下の企業に協力していただきました。
▽木内建設=仮囲いの使用▽長谷川建設=ベニヤ板の提供▽天野工業=仮囲いに壁画を固定するレールの提供